突然nvlddmkm.sysがVIDEO_TDR_FAILUREしてシャットダウンする備忘録

IT・デジタル

症状

Windowsデフォルトのフォトアプリが画像ファイルを開けず、「存在しません」とダイアログを出す。Chromeでは開けるのでファイルが壊れているわけではない。フォトアプリ自体を指定して開いてからは通常通りファイルが開けるようになったので放置していた。

その後1週間ほどでnvlddmkm.sysがVIDEO_TDR_FAILURE(0x116)のエラーを吐いてシャットダウンするのを繰り返すようになる。再起動すると、負荷をかけない限りは動いてくれる。負荷の具体的な内容はWindowsデフォルトの「フォト」や「映画&テレビ」など。このことからハードウェアアクセラレーション周りに不具合がある可能性が示唆される。

それ以前から、頻度は少ないものの負荷をかけた際に突如ブラックアウト、1秒後にデスクトップ背景から始まりウィンドウの再表示に2,3秒掛けるなどといった症状も確認していた。

想定される原因

  • 2026年初め頃にNVIDIA AppがSSDの容量不足により失敗。それ以降ドライバーの更新も滞っている。
  • GPU側のファンから掠れたような音がする。背面を開けて清掃すべきかも。
  • ノートPC本体に複数回パンチを食らわせた。

以上を挙げられるが、どれが原因か判然とせず。

対策の流れ

GoogleのAIモードとの対話の流れで、CPUのパフォーマンスを「電源プランの編集」で制限。ファンの回りは多少抑制されたような気がするが、記事タイトルのエラーには効果なし。

引き続き、イベントビューアを確認した。AIモードによると、イベントID:153はハードウェア周りの不具合を示唆しているらしいが、ここでNVIDIAのドライバーの更新が滞っている事実を思い出す。曰く「関係あるかも(特有の大袈裟な肯定)」とのこと。

NVIDIA Appを開くと、「NVIDIA Appはエラーで自動更新できなかったから公式サイトからやってくれ(要約)」のダイアログ表示。

指示に従ってNVIDIA公式サイトから最新版のNVIDIA AppインストーラをDLして起動するも、インストールを続行できず失敗。エラーコード0xE6000000。

NVIDIA Appの更新にはとあるredditのスレッドが役に立った。
要約すると「ドライバーを公式サイトから選択して更新すると、インストーラがNVIDIA Appも同時に更新してくれる設定がある」とのこと。

というわけで意気揚々と最新版のドライバーのインストーラを起動。システムの構成を確認する画面が3分ほど表示され、失敗。エラーコードも同様。

ここで表示されたダイアログには「お使いのシステムにあったものを選んでね(要約)」とのことなので、使っているGPUの型番とOSのバージョンをNVIDIAの公式サイトから検索した。どこかっていうとこの画面。

「ドライバーの手動検索」のところにGPUの型番を打ち込むとドロップダウンリストが表示されるので、末尾にあるOSのバージョンも確認して選ぶ。遷移後、『詳細を見る』ボタンを押してまた遷移した画面でexeファイルのインストーラがダウンロードできる。

起動すると、システムの構成を確認する画面が一瞬表示され、ドライバーのみを更新するかNVIDIA Appのみを更新するかを選べる画面になった。というわけでこちらは成功。プログレスバーのダイアログが何回か「応答なし」になったものの、10分ほどで正常に終了。NVIDIA Appとそのドライバー両方の更新を確認。

正確には「使っているPCの構成に合う最新版のドライバーを公式サイトから選択して更新すると、インストーラがそれに合わせた最新版のNVIDIA Appも同時に適用してくれる設定がある」ということ。全てのGPU向けに統一されたバージョンなんてものはない……つまり私は落ち着いて解釈すれば良かっただろうに少し遠回りをしたらしい。

念の為、PowerShell(コマンドプロンプト)からsfc /scannowを実行し、ChromeやWindowsの更新もこの際やっておく。

フォトアプリでローカルファイルの画像を開いても、起動が著しく遅いといった目立つ症状は無くなったように見える。

余談だけど、そういえばずっと開いて監視してたタスクマネージャーのGPUの項、いつもは統合グラフィックスの方が0番のはずなのにドライバーの更新が完了するまで1番になってたのはやっぱりこの辺りの不具合が起きてたせいなんだろうか。ソフトを終了したわけではないのに順番が治っている。

解決したかどうか分からないがこれで一旦様子を見ることにする。解決すればこの記事に続きはないはず。

追記:この対策の直後も1度だけ予期しない再起動を起こした様子だが、高速スタートアップのせいかシャットダウン(再起動)によるリフレッシュが効いてなかったそうな匂いがするので、高速スタートアップを無効にした。電源ボタン回りの動作はいじってないので、左下のWindowsアイコンのスタートメニューからシャットダウンすればいいはず。これも様子見。
この後も同様の問題が発生するようであれば、半ばお手上げという意味で定期的にシャットダウンする、使わない時は蓋を閉じてスリープモードにするなどして付き合っていくしかないかもしれない。

追記2:USBセレクティブサスペンドを無効にすると再発するようになった、ので再度有効化したら治まった様子。つまりは電源周りに経年劣化による不具合が発生したかもしれないが、デスクトップならまだしもノートPCではこれ以上の処置を行うのは私にとって厳しいので、この設定で労わりながら使っていくことにする。

要約と結論

NVIDIA appの更新によって再起動現象の発生が有意に抑制された。それどころか追記2のケースを除いて再発しなくなったので、筆者の環境においてはこれが原因だったと考えられる。

対策の流れにおける要約は以下の通り。

  1. 電源プランの編集からプロセッサの最大を100%から95%に(効果なし)
  2. イベントビューアにより原因の推測。
  3. 失敗したNVIDIA appの更新を手動で行う。
    • 以降、再起動現象の抑制を確認。
    • 念のため、無操作での時間経過でモニターを切る設定を、比較的短い時間でスリープするように設定を変更。
  4. セレクティブサスペンド無効化(症状再発のため逆効果)

心臓に悪いからもう勘弁して。

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