XPERIA信者がGalaxy S26に機種変更して気付いたこと

Galaxy S26機種変更記事のサムネイル IT・デジタル

XPERIA 5 IVがヘタって限界になってきた。バッテリーが膨らみかけていて少々危ない。しかし5シリーズの新規機種はもう発売されていない。となると、グレードを上げる(フラグシップモデル)もしくは下げる(ミドルレンジモデル)、あとは考えられる限り近しい機種(ほぼない)に変える以外に選択肢がない。

というわけで価格面ではGalaxy S26が一番近く、性能面でグレードを落とさないことを魅力にそちらを選び、1ヶ月程度使ってみたレビュー記事となります。

まずはネガティブ寄りなその差異をハードウェアとソフトウェアに分け、その後でそれでもGalaxy S26をおすすめできる理由を解説してみます。

余談ですが筆者である私はXPERIAシリーズをVL→X Performance→XZ3→5 IVというような変遷を経ています。

ハードウェア

指紋の登録が不親切

指紋認証自体の精度は良いですが、その認識に使う指紋の登録に手間取ることが多いです。
XPERIAの電源ボタン一体式指紋認証と筆者との相性が良すぎるだけかもしれませんが、「これもダメなの?」となることが多いです。XPERIAであればほとんど一発で登録が可能なのですが。筆者の脳内に画面内指紋認証のノウハウが蓄積されてないせいかも。

とはいえ登録さえ終われば指紋認証は問題なく通ってくれるのでそこはありがたいですね。真正面からやらずとも指を半分触れさせるだけでも通りますし、そこまで厳密じゃないのは助かります。

だとしてもユーザーに場所を探させないで教えてくださいよ天下のGalaxyさんよぉ。あっちのXPERIAちゃんは「指をこの辺に置いてくださいね」って指示してくれるんだぜ? しかも都度だよ、都度。

イヤホンが直挿しできないイヤホンと充電が同時に出来ない

結構真面目にストレス。

しかし電池持ちが最新機種相応でかなり良いので、普通にイヤホンしながらゲーム(原神、まあまあ高設定)が6時間くらい連続でできます。

イヤホンと充電を同時にできる変換ケーブルもAmazonなどで売っているようですが、Type-Cの規格にないタイプのガジェットのため不具合を起こしやすい様子。それに使えたとしてもノイズなどがイヤホンに乗りやすいなどと聞きます。筆者は実際に使ったことがないため何とも言えませんが、個人的には「なし」の方向。

あと、これは厳密に言えばGalaxyの責任ではないのですが、使用している3.5mm変換ケーブルの仕様のせいか一定以下の音量を下回るとチャンネル(イヤホンの左右)ごとに出力をカットしているらしく1、楽曲のアウトロなど小音量域に入るとブツッと途切れるノイズが聞こえてしまいます。うろ覚えですがXZ3ではそのようなことはなかったはずなので、やはり搭載しているDACのチップ如何によるものなのでしょうが、少し残念です。

遅延は無さそうなので音ゲー向きの変換ケーブルと割り切って使いますが、後で音楽鑑賞用で使える製品を見つけたら記事にするなどして更新しようかと思います。

microSD使えない

まあまあストレスだが個人的にはそうでもない。無いなら無いで置き場を考えるので。

筆者はGoogleフォトの圧倒的なまでの不親切馬鹿アホボケカスクソUIがトラウマになっているので、Samsungが用意しているらしいクラウドストレージサービスは使う気になれません。文句は私ではなく例のG社に言って。あとM社にも。

スピーカーの音質はあまり良くないが悪くはない

XPERIAの5シリーズや1シリーズとの比較では4年前の機種といえどXPERIAの方に軍配が上がります。音の表現力が全く違います。

Galaxy S26は出せる音量のポテンシャルは◎。でも小音量域での調整がXPERIAと比してピーキー。

画面めっちゃ明るい

50%同士で比較すると全く違います。2倍ほど。外でも100%で使うことはないくらいには明るいです。

ただし低光量域での調整がピーキーです。最低光量にするとXPERIA 5 IVよりも暗くできますが、ほぼ誤差。真っ暗闇の中でスマホを見る時にはちょっとだけ目に優しいかもしれません。

電池持ちはかなり良い(性能に対する比で)

発揮できる処理性能に対する電池持ちは当然ですが比べるべくもないです。

単純なバッテリー容量では5IVに軍配が上がりますが、とはいえ電力効率も上がっていますし総合的な電池持ちはどちらかと言えばS26の方が上のように感じます。

カメラバンプは思ったよりも気にならない

5 IVにも同様の出っ張りはありますが、S26はそれよりも大きいです。

私はゲームする上で横置きする場合は大抵滑り止めシートを敷くせいか、リズムゲームを遊ぶ時でもそこまで支障をきたすことはありませんでした。

普段使いで机に置くなどすると確かに「あ、出っ張りあるな」と思うくらいには気になります。

充電速度はちょっとだけ遅いが気にならない

XPERIA 5 IVは最大30Wの急速充電対応。対してGalaxy S26は最大25W急速充電。画面上では超急速充電などと表示されますが、数値上では充電速度は下がっています。

ただし明確に実感できるほどの違いはないです。「気持ち遅いかも?」程度。

これもバッテリー容量と電力効率の差によるものか、そこまで使い勝手に影響を及ぼすものとは感じませんでした。

ソフトウェア面

Samsungキーボードがすこぶる使いにくい

本当に使いにくい。英字の入力において入力の都度スペルミスとして適宜修正された単語になる。入力自体は保持されるが焼け石に水、邪魔、ありがた迷惑、余計なことすな、控えめに言って⋯⋯えーと、まあ、そういうことです。
そしてこれがデフォルトの仕様。やばい。
「どのアプリでも大体一緒でしょ」「ほーん、この並びならフリック入力できそうだな」などと思っていると痛い目を見ます。ストレス。
設定アプリの『一般管理』項目から『スペル訂正』をOFFにすることで解消可能のようですが、まあGboardを導入するほうが楽です。

3ボタンナビゲーションの順序が逆

デフォルトでは左がアプリの履歴、右が戻るボタンになっていて、それまでAndroidOS特有だった3ボタンナビゲーションの配置が左右逆になっています。

配置を2通りで変えられるカスタマイズ性は良いですが、違和感しかないのですぐさま変更しました。

カメラのシャッター音がでかい

「バシャ!!!!!」です。誇張抜きに。

XPERIAだと「お前自分のことをデジカメだと思ってる?」くらいの音でした。というかデジカメです。音が。

フォントに統一感がない

XperiaだとWebブラウザなどのアプリでもシステムフォントが採用されていたりと統一感があり、全く違和感を感じさせませんでしたが、GalaxyでChromeやYoutubeを開くと差が一目瞭然。Web小説をよく読むのですが、慣れてないと違和感でストーリーに集中できません。
どちらかといえばメモ帳アプリで違いに気付きやすいですね。

使っていても気になってしょうがないので、違いを詳しく見ていきます。

XPERIAで採用しているフォントは『ソニーモバイルUDゴシック』(『フォントワークスUD角ゴ』)となっています。手元にある前機種やネットの情報などから記憶を辿る限り、確かに10年以上このフォントのようです。これまで特に意識していませんでしたが、筆者にとってもよく見慣れたフォントです。

XPERIAで採用された『ソニーモバイルUDゴシック』は、かなり微妙な違いですが、漢字よりもひらがなカタカナの方がほんの少しだけ小さめのサイズになっています。あと半角英数字(欧文)と日本語との間で線の太さが極力変わってしまわないような調整がされています。

というかほとんどの場面で「これもう一緒じゃん」と言える程度に線の幅が調整されています。そう、「漢字」と「英数字」の間で

Galaxyでは日本語は『イワタUDゴシック』、英数字が『Samsung sans』となっているようです。この時点でもう違う……。
それだけならまだいいですが、どうやらアプリ次第で『Noto Sans』が表示されています。は?

Galaxyはそもそもスマホの画面で文章を読みやすくする調整がされていない印象を受けます。Webサイト側などで独自に指定されない限り、どのアプリのどの画面に行っても同じフォントで表示される環境に居ただけに違和感が凄まじいです。

ソニーモバイルUDゴシックとイワタUDゴシックのフォント比較

画像を見ると、イワタUDゴシックは特に漢字の判別のしやすさを設計思想として調整が施されているのがよく見て取れます。具体的に比較すると、「四角形を作る部分は縦横どちらかを幅広にする」「字毎に特徴的な要素の空間を大きくとる」などといった部分です。

ソニーモバイルUDゴシックはデザインとして流石の完成度。それぞれの特徴は差異が小さいですが、受ける印象が全く違います。線の幅は少し太めで調整されているのでGalaxyの線の太さに慣れている方にとっては密度が高く見えることに違和感を覚えるかもしれませんが、見ての通り「英数字」と「漢字」と「ひらがなカタカナ」との間で線の幅が全く同じと言えるほどに細かく調整されていることが見て取れます。デザインにおいてこういった調整をすることはよくありますが、これをスマホに表示される文字にさえ適用する拘りはやはり天下のSONYといったところでしょうか。SONY製以外あんまり見たことないけど……。

一時は「筆者がこのフォントを見慣れていないだけかも……」と考えていましたが、例えばこの「々」。繰り返し記号として使われるこの字には実は名前があり「踊り字」というのですが、大抵のフォントではこの踊り字が平仮名と同程度の、日本人の感覚に適した大きさに感じられます。というよりは手書きで見る「々」に近い大きさの感覚を覚えます。

ところがイワタUDゴシックでは漢字と同等のサイズ。それも字の真ん中の空間が広く取られていて筆者にとっては違和感もでかい。ディスプレイに表示する文章としてこれほど違和感を感じるフォントを採用するのは流石Samsungといったところでしょうか。Youtubeアプリで「々」を見るたびに「うお、でっか……」するのは認知負荷が大きいです。どこに興奮してんだ。

筆者がスマホ・PCを使っていて遭遇するフォントを調べましたが、主に『Noto Sans JP』『メイリオ』『ソニーモバイルUDゴシック』辺り。フォントがよく似たこれらのグループに突如として現れる『イワタUDゴシック』は正に黒船来航と言っても過言ではありません。と言ってもネットで検索して見られるサンプルを見る限りそこまで字面に違いがあるわけではないですが、一体どこにここまでの違いを感じさせるものがあるのでしょうか。

筆者が住んでいるといっても過言ではないとある小説投稿サイトではこうなります。

PC(いずれもChrome)では『メイリオ』、
XPERIAでは『ソニーモバイルUDゴシック』、
Galaxyでは『Noto Sans』となっています。
……まあよくあることではあります。

Youtubeではどうでしょうか。

PC(Chrome)では『Noto Sans』、
Xperia(アプリ)では『ソニーモバイルUDゴシック』、
Galaxy(アプリ)では『イワタUDゴシック』、
……ここでか。

『メイリオ』と『Noto Sans』ではフォントのスタイルもよく似ていますし、さほど気にはなりませんが、Galaxyは一体どうしたんでしょうか。なぜこの並びに突き抜けたデザインを採用して却って読みにくくしてしまうのでしょうか。この『イワタUDゴシック』は設計思想の通り日本語における文字毎の判別のしやすさが目的のフォントですが、だからといってスマホなどのディスプレイにおける文章の読みやすさまでもが向上するわけではないと思うんです。しかもそれを混ぜこぜにしてしまっては形無し、一体どこに向かっているのでしょうか。

思うに、これは開発側の日本語UIに対する意識の違いが出ている、ということなのでしょう。Galaxyは特に日本語の文章的な読みやすさをUI含むシステムレベルで考慮されていない印象を受けます。「漢字を判別しやすいフォントを採用した、だけ」という感じ。この細部へのこだわりはやはりXPERIAに軍配が上がりますね。

この統一感のなさはXPERIAを使っているほど気にしてしまう部分になりそうです。

良くも悪くも毎日目にするものですし。

それでもS26をおすすめできる理由

信者の視点から一方的にGalaxyを下げまくったので、メリットを挙げていきます。

本体重量の重さが同程度

個人的に180g以内であれば片手持ちをする時など普段使いで負担にならないので嬉しいです。コンパクトハイエンドはそういった性能と取り回しの良さが魅力なのですが、XPERIA 5シリーズが新規開発されない以上はもうドンピシャな端末は出ないと思ってよいです。

というわけで本体重量というスマホの使い勝手に直結する要素はどうしても無視できませんでした。軽さは全て。

処理性能鬼つええ!

流石はSnapdragon 8 Elite gen 5 for Galaxyだ!

5 IVだったらアチアチになってた程度の処理ではほとんどの場合熱さを感じにくい。これがSamsungの技術力……! 冷却性能もありXPERIAとは違ってかなりのパワーを出せる印象ですね。これは素直にすごい。

画面収録機能やばい

現行モデル(XPERIA 1 VIII)がどういう仕様かは分かりませんが、少なくとも5 IVではGame enhancerによるスクリーンレコード機能を使うとGame enhancerのフローティングアイコンが収録っする動画に映り込んでしまいます。Game enhancerを介さないスクリーンレコード機能(ステータスバーからアクセス)であれば大丈夫ですが、終了時にはどうしてもステータスバーを開く操作が必要です。

しかしこのGalaxy S26の画面収録機能、画面収録時にはフローティングアイコン(設定による)が出ますが、動画には映り込まないようになっています。なので撮った動画を編集せずにそのままアップロードできます。

しかも、そのままゲームしながら1時間以上も撮影を続行できます。

無印でこれならUltraはどうなっちゃうんだ……!?

総括

XPERIA 5シリーズからの乗り換えは個人的には「あり」だが……

とはいえXPERIA 1 VIIIなど1シリーズを買えるならそっちを買った方が幸せになれます。5シリーズに満足している人ほど1シリーズに移行したほうがいいと思いました。買えるなら。

10シリーズに関してはスマホに性能面で期待しない人向けとも言えますが、先ほど挙げたようなSONYのこだわりと合致しているならこちらも順当に「あり」です。

今更ですが、約3年前の機種との比較(SoCに関しては4世代差)のため、あくまでもXPERIAとGalaxyとの傾向の違いとして参考にしてください。S26と1VIIIとの使用感や性能面の差については他のサイトでご確認ください。

以上です。

  1. 所謂「ノイズゲート」というエフェクターの動作。設定した閾値以下の音量になった時に出力を絞って無音にする。ノイズリダクションとは似て非なるもの。 ↩︎

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